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年表

図解ハプスブルク|年表でみる王朝の盛衰 (1020-1918年)

ハプスブルク家の歴史とは、ヨーロッパ地図の更新史でもある。1273年のルドルフ1世即位に始まり、1918年の帝国崩壊まで...
出来事の基本解説

ウィーン会議|秩序を再建した“宰相たちの舞台裏”

ナポレオンは、旧秩序を焼き払った。革命と戦争を携え、王と貴族の時代に終止符を打とうとした男――その足跡はヨーロッパ中にナ...
用語解説・基礎知識

啓蒙専制君主とは?|ハプスブルク家が夢見た“理性の帝国”

王冠に、哲学書。玉座に、理性の光。18世紀、ヨーロッパを覆った啓蒙思想の嵐は、王たちの心にも届いた。だが彼らが選んだのは...
用語解説・基礎知識

七年戦争と外交革命|母と子が見た戦争の代償

マリア・テレジアにとって、シュレージエンの喪失は耐え難い屈辱だった。オーストリア継承戦争の講和条約が締結されたその日から...
用語解説・基礎知識

オーストリア継承戦争とは?|国事詔書が引き裂いたヨーロッパ

それは一枚の紙切れから始まった。「国事詔書」と名づけられたその布告は、皇帝カール6世の娘、マリア・テレジアへの王位継承を...
出来事の基本解説

国事詔書とは?一枚の布告が招いた戦争と継承の運命

静寂を破るものは、つねに人の「欲」だった。皇帝カール6世が一七一三年に公布した国事詔書、それは、一見すれば慎重かつ整然とした王家の“継承計画”に過ぎなかった。だがその布告は、紙の上で帝国をつなぎとめようとする無言の叫びであり、やがてヨーロッパ全土を揺るがす火種となる。王位は誰のものか。忠誠とは誰に捧げられるべきか。その問いが、戦争という名の審判を呼び寄せた。
用語解説・基礎知識

選帝侯とは何者か?神聖ローマ帝国における“選ぶ者たち”の権力構造

神に選ばれし皇帝。その選出に、人間の手が加わっていたなどと誰が信じよう。だがそれは、神聖ローマ帝国という“矛盾の帝国”に...
戦争と包囲戦・講和と条約

八十年戦争とは何だったのか|スペイン帝国の失地と新興国の夜明け

それは、沈黙の教会に響く一発の銃声から始まった。信仰の名のもとに燃え上がった反乱は、やがて帝国を呑みこむ大火と化した。ス...
戦争と包囲戦・講和と条約

無敵艦隊の敗北|アルマダ海戦とスペイン帝国のほころび

1588年、天空に裂け目が生じたような夏の嵐が、大西洋の波濤とともに世界帝国の威信を呑み込んだ。その名は「無敵艦隊」。だが、その帰還の姿は、まるで亡霊のようだった。最強と信じられた艦隊の敗北は、スペイン帝国の絶頂に現れた最初の亀裂であり、時代の転換点でもあった。
戦争と包囲戦・講和と条約

スペイン継承戦争とは何か|一人の王の死が引き起こした世界戦争

1700年、スペイン王カルロス2世が世継ぎなくして崩御した瞬間、ヨーロッパ中が息を呑んだ。壮大な王家の血統が尽きたとき、...